【写真】残り1区画となった宮郷工業団地

「シンボルロード最優先に」駅南第一土地区画整理
五十嵐清隆 伊勢崎市長に聞く 2019【2】

 
―― 「人口の減らない元気なまち」を掲げている伊勢崎市。安定的な生活基盤を築くために、雇用確保が求められているなか、約60ヘクタールの伊勢崎宮郷工業団地(田中町他)分譲が好調ですが、新たな工業団地造成が急務となっています。事業化を進めている2ヵ所の新工業団地計画について今後の見通しは。

五十嵐市長 宮郷工業団地はアクセスの他、利便性が非常に好評を得ており、未分譲は残り1区画(6・6ヘクタール)まできている。これに続く新産業団地として、伊勢崎南部工業団地周辺区域、境北部工業団地周辺区域を候補地として計画している。南部工業団地周辺は今ある工業団地の周辺で、ひとつにまとまってというより、周辺に分散する可能性もある。これまで国や群馬県企業局と事業化に向けた協議を進めており、これに基づいて今後、地権者の意向調査や土地調査などを始める。5、6年後に分譲開始にもっていければと考えている。

―― 区画整理事業による伊勢崎駅周辺再開発では、南北の駅前広場や駅南口の公園「大手町パティオ」が整備されました。事業もいよいよ佳境に入っています。


五十嵐市長 今後の整備では伊勢崎駅の南に接する第一土地区画整理事業の幹線道路・駅南口線を最優先に取り組んでいきたい。これはベイシアさんから織物会館に抜ける、いわゆるシンボルロードと呼んでいる幅広道路。現状の狭い道では朝夕、高校生の自転車通学に危険が及んでいることもあり、とにかく整備を急ぎたい。とはいえ国の補助が年々削減され、財源確保が非常に厳しい。計画の見直しによる変更で、事業費は3分の2、工期も短縮することで事業継続が可能になっている。

―― 第一土地区画整理地内にあり、中心市街地の活性化という面からも、鹿島町に移転した福島病院跡地の活用に市民の関心が高まっています。

五十嵐市長 区画整理地内の福島病院跡地は、区画整理事業の換地用地として確保していたもので、来年度にはその換地計画が固まる。その時点で、そこに移転したいという地権者がいなければ、換地以外の新たな活用方法を検討することになる。(2019年2月13日)
                           
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「1面ニュース記事」(いせさき新聞2004年〜2018年)の過去記事。
2004年〜11年 2012年〜13年 2014年〜17年 2018年1月〜8月
【写真】5重点政策を語る五十嵐清隆伊勢崎市長

「児童福祉を最優先」も5重点政策バランスよく
五十嵐清隆 伊勢崎市長に聞く 2019【1】

 
将来人口見通しとその実現性を盛り込んだ「市まち・ひと・しごと総合戦略」で、「人口の減らない元気なまち」を標榜している伊勢崎市。「安全・安心」「教育・スポーツ文化」「行財政改革」「地域経済」「福祉・医療」の均衡のとれた5重点政策の着実な取り組みが続く。市人口は3年前より1827人増の21万3639人(1月1日現在)。これまでの歩みと今後の取り組みについて五十嵐清隆市長に聞いた。

―― 5重点政策のなかでも力を注ぎ、取り組んでいるのは。

五十嵐市長 今は「福祉・医療」で、とりわけ児童福祉を最優先に、子育てしやすい環境を整えている。全小中学校の教室へのエアコン設置は平成23年度から2ヵ年。和式トイレの洋式化は、平成26年度から4ヵ年かかった。エアコン設置は国に補助金申請したが、まだ取り組みが早すぎたのか自主財源で賄った。2年目は何とか補助金が認められた。

―― 教室のエアコン設置やトイレの洋式化を、他の自治体に先駆けて取り組んだ、そのきっかけは

五十嵐市長 平成22年の猛暑の7月初めに宮郷第二小学校を訪れた時、新旧校舎の教室で、快適な冷房教室と37度を超える中、扇風機だけの教室を目の当たりにした。低学年・高学年に関わらず授業の関係でいずれかの振り分けられるのを知り「これは何とかしなければ」と痛切に感じた。トイレの洋式化は、児童の「トイレが使えない」「体調を壊した」など、家庭ではほとんど見られない学校の和式トイレ利用の悩みを保護者から聞いたためだ。当初は3カ年で、と取り組んだが、1校あたり1億円近い費用がかかるため、結局4年かかってしまった。

             5歳児検診 新年度から市内全63園に

―― 福祉・医療関連で、その他にどのような取り組みを。

五十嵐市長 街中に設置を求められていた障害者の交流拠点となる専用の障害者センターを平成29年4月、西田町に開設した。保護者の皆様のさまざまな意見も取り入れ、調理実習などもできる厨房も整備している。既存施設を取得、改修したので、土地の取得から施設を開設するまでの期間を短縮するとともに費用も抑えることが出来た。赤堀南小・宮郷小学校区には昨年度、放課後児童クラブを開設している。5歳児健康診査では一昨年度4園、昨年度10園のモデル事業を新年度には全63園に広げる。楽しく快適な学校生活や子育て環境の充実など、例え一時、伊勢崎を離れても故郷を想い起こし、いつの日かこの地に戻ってきたいと思える地域、人口の減らない街づくりをしていきたい。(2019年2月7日)
                         

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「1面ニュース記事」(いせさき新聞2004年〜2018年)の過去記事。
2004年〜11年 2012年〜13年 2014年〜17年 2018年1月〜8月 
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