伊勢崎市第二市民体育館(乾町)で10月8日興行の「
WWSプロレス」。「デスマッチの帝王」の異名と、過激な鎖鎌や火炎噴きで観客を沸かせた、伊勢崎市生まれのプロレスラー、ミスター・ポーゴ(本名:関川哲夫さん)が設立した地域密着のプロレス団体だ。
2000年の設立以前から付き人兼マネージャーだったことから、携わってきた運営。昨年6月、ポーゴ病死(享年66歳)に伴い、代表を引き継いだ。
「人生を変えた」と言わせるポーゴとの出会い。経営していたパブにポーゴが顔を出すようになったのが縁だった。面倒見の良さを買われて、ほどなく付け人兼マネージャーに。プロレスファンだったことから、二つ返事で引き受けた。
飲食店経営者兼スキンヘッドで赤フンいっちょうの「謎のマネージャー、ラーメンマン」の誕生だ。リングサイドから、ポーゴ現役時代は武器運び(火炎噴射の火種など)も担当した。
試合中、脇にいてその火を吹きかかけられたこともあり「酷い目にあった」とこぼす。一方で「お茶目で寂しがり屋」と憎めない一面も明かす。夜中の電話は頻繁で、時には「部屋にお婆さんがいる」と幽霊を怖がった。
「プロレスラーとしてだけでなく、プロモーターとしても一流だった」というポーゴ亡き後、昨年11月の追悼興行(伊勢崎市第二市民体育館)や東京・新木場興行を開催してきた。「今後もポーゴさんとゆかりの選手たちと、地域密着でファンの期待に応えたい」と決意を語る。
ポーゴのあとを継ぐエースとして、期待を掛けるのが、体もひとまわり大きくなった高瀬直也。「ポーゴさんの名を残しつつ、ファンに楽しんでもらえる新しいことにも挑戦したい」と新たな看板レスラーの育成や新企画にも力を注ぐ。
ラーメン店経営と並行して、今は8日開催の興行の準備とチケット売りに忙しい。その合間に、スマホのラインゲームを仲間と楽しんでいる。(2018年10月5日)
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