【いの こうすけ】1977年4月、伊勢崎市田中町生まれ・在住。樹徳高校中退後、父経営の株式会社井野板金工業(伊勢崎市田中町)入社。2018年副社長、2022年社長就任。2級施工管理技士、1級建築板金技能士、登録建築板金基幹技能者。ドローン(JAM無人航空機)技能認定取得者。
伊勢崎商工会議所青年部(伊勢崎YGE)は2023年、渉外担当副会長、翌年広報担当常任理事。2025年4月会長就任。会員数は1月1日現在271人。
「群馬から情報発信」伊勢崎メイン会場に"ハイパーローカル”な全国大会
伊勢崎商工会議所青年部(YEG) 第37代会長 井野公輔さん(2025年1月25日)
アイオーしんきん伊勢崎アリーナ(伊勢崎市民体育館/堤西町)とその周辺を会場に2月26日、全国の青年経営者およそ7千人が集う大懇親会が開かれる。24日から前橋市内で式典、太田市で諸会議、桐生・渋川・富岡・館林市内各所で分科会を開き、延べ参加者(オンライン含む)は1万2千人に及ぶ。日本商工会議所青年部(YEG)が主催し、群馬県連合会が主管。メイン開催地の伊勢崎YGEが誘致し、数年前から準備を進めてきた第45回全国大会だ。地域内経済波及効果は32億円が見込まれている。
前年度の伊勢崎YGE中川誠会長が大会会長、前々年度の同菅家世誉会長が大会実行委員長で、群馬県内9単会の会長は副会長として大会運営を支える。主開催地の伊勢崎が筆頭副会長となるため、まとめ役としてこれまで汗をかいてきた。全国大会はこれまで県庁所在地など大都市中心で開かれてきたが「”ハイパーローカル”と銘打ち、20万都市でも背伸びせずに開く先例を」と新たな全国大会像を提唱。「生活」「教育」「環境」など、日本YGEが掲げる13のテーマを伊勢崎、群馬の地から発信する。
毎年恒例のいせさきまつりでは、国際色豊かに外国籍の市民を招き、オープニングセレモニーが盛り上がったことを思い起こす。参加者限定の全国の「会長研修」が、自由参加となった「リーダーズ研修」では、全国大会のアピールもあり、伊勢崎から大挙50人が参加している。「委員会の垣根を越えて活動を」と、複数の委員会開催日を同日とし、終了後の合同懇親会で交流を深めた。それぞれの活動に手応えは感じたものの「自身の思いを末端にまで伝えるという事は本当に難しい」と改めて感じている。
板金加工を営む井野板金工業が得意としているのは、大型倉庫や工場の屋根などの施工。最大加圧13トンで板金を折り曲げる油圧ベンダーなどの設備投資で、加工精度や生産性を向上させている。旺盛な受注に対応して本社工場近くに、新たに340坪の第2工場用地を取得。数年後には施工能力を倍増させる。2020年に伊勢崎青年会議所の理事長を務めた二男の伯俊副社長は積算、末弟の専務が現場と営業を担い、自らも現場と営業をこなしつつ全体を統括。大まかな役割分担のもと、兄弟による”3本の矢”経営が会社の強みになっている。
3年前に先輩から勧められて購入した多肉腫植物の「アガべ」。葉の大きさや形、鋭いラインなどインパクトが強く「棘に魅入られた」と愛で始めた。室内からほどなくビニールハウス(2m×6m)栽培へと移り、時間があれば仕事終了後に1時間は籠る。4角を丸くそろえた名刺も仲間の影響。会社も伊勢崎YGE名刺も角を丸くカットするなど、伝え方のイメージを工夫している。職人気質の堅実な会社経営と物静かな語り口。初対面で個性的なヘアスタイルが先行しても、周囲への思いを伝える繊細さやハートフルな人柄がすぐに伝わってくる。