路上ライブで「何も無いところから音楽で盛り上げたい」
   伊勢崎駅北口のストリートミュージシャン 加藤大樹さん/19年2月20日
【かとう だいき】1979年2月28日、埼玉県さいたま市出身・玉村町南玉在住。群馬県立藤岡高校、中央情報経理専門学校システムアドミニストレータ科(前橋市)卒業。車載音響機器メーカー勤務を経て01年から伊勢崎市内の自動車・自販機部品加工会社勤務。図面を基に加工用プログラムを作成している。2年ほど前から、仕事の傍らライブハウスなどで演奏活動。昨年12月から毎月、第1・第3金曜日にJR伊勢崎駅北口で路上ライブ。【写真】上:路上ライブ。下:伊勢崎駅構内の居酒屋“日本海庄や”で想いを語る加藤さん
 「えっ、こんなところで」と驚く、冷え込みが厳しい夜のJR伊勢崎駅北口。駅舎や高架上のホームからこぼれる明かりの中を、通行人がまばらに往来する。その脇の駅前公園の縁木に腰掛けて、ギター片手に熱唱するストリートミュージシャン。路上ライブは昨年夏から友人と前橋駅で既に経験済みだった。

 伊勢崎駅北口には、昨年12月から毎月午後7時頃から9時頃まで、第1・第3金曜日に仕事を終えてかけつけている。「音楽で何も無い所から盛り上げたい」が、高崎や前橋、伊勢崎駅では賑やかな南口より人通りの少ない北口を選んだ理由という。ここでは高校生らが時折立ち止まったりするが、ほとんどの通行人は目線を向けることもなく通り過ぎる。

 1998年に急逝したXJAPANのギタリストhideの音楽や生き様など、高校生時代はその全てに憧れた。勢いで専門学校時代に友人とバンド活動を始めたものの、仕事や家庭を持つと続かなかった。再びギターを手にしたのは、環境が多少落ち着いてきた3年程前。ブランクを埋めるために、ギター教室に通い始めた。その講師の紹介で初ステージを踏んだのは2016年12月。これをきっかけに、さまざまな場で演奏活動を始めている。

 4人組バンド「glad」(グラード)、ヴォーカルとの2人組みユニット「longchocolate」(ロングチョコレート)を昨年、相次いで結成。ここではアコースティックギターを弾いているが、4人組ユニットの「ハレアラレ」ではヴォーカルを担当している。アコースティックライブハウス「音処きしん」を拠点に活動の場を広げている。同ハウスマスター出演の前橋CITYエフエムで毎週火曜日放送の「きしん伝心」(午後7時〜7時30分)。第1火曜日にパーソナリティを務めている。

 現在はオリジナルCDを企画中。ロンチョコで相棒のヴォーカル「RUMI」さんに作詞を依頼し、自身が作曲する。次の目標はまだ明確に決めていないが、伊勢崎駅北口の夜間路上ライブは今後も続ける。「例え少ない応援でも、聴いてくれる人がいるだけで頑張れる」と、へこたれない。

 2004年に結婚し、長男(小6)、次男(小4)、長女(年長)の5人家族。奥さんとはゴルフ練習場のアルバイトで知り合った。演奏活動については「しょうがない」と半ば諦め顔でうなずく奥さんに「理解してもらっている」つもりでいる。

 家族サービスは、自身の趣味も兼ねたアウトドア。ワンボックスカーにテントなどのキャンピング用具を詰め込み、ギター持参で出かける。川遊びが好きで、玉村町内の河川敷など近場が多い。この時とばかりに専属シェフに変身し、家族をもてなす。演奏活動の負い目を、こうした家族の団欒で穴埋めしている。(廣瀬昭夫)
    
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