
【写真】スタジオライブ中の「アルティメット・ゼロ」バンド
地元伊勢崎を中心に、バックバンドのレギュラープレイヤーとして華のある演奏スタイル、指導者としてプロレベルの育成手腕が評判の現役ドラマー、梅沢郁夫さん(71歳)。その長男でドラム担当の正田樹典さん(47歳)と次男でギター、ヴォーカル、作詞・作曲の亮生さん(42歳)が2011年に結成したのが、「アルティメット・ゼロ(ultimate zero)」の兄弟インディーズバンドだ。10年前に母の恵利子さん(69歳)がヴォーカルとして加わり、異色の母・息子3人のユニットバンドとして活動している。

【写真】次男の亮生さん(左)、長男の樹典さん(中央)、母の恵利子さん
父親のDNAを受け継いだ樹典さんは、幼少期からスティックを握って本や座布団を叩いていた。小学校5年で、早くもドラムセットを手にしている。1年生の時に離婚していたので「ローンが大変だった」と明るく笑い飛ばす母の恵利子さん。6年生の時に親子3人で「X JAPAN」の東京ドーム初コンサートに足を運び大ファンに。同様に「TM NETWORK」「THE ALFEE」とリスペクトの対象が増えていった。高校卒業後、気の合う仲間とバンドを組んだ樹典さんだが、最終的には亮生さんとの兄弟ユニットに落ち着いた。当然プロを目指していたが「今は多くの人に存在を知ってもらい、共感を得られるバンド」にと控え目に語る。
バンドとしては90年代のロックの響きを標榜し、県内を中心としてライブハウスや観覧イベントで演奏している。足利鹿島園温泉の「さくら祭り」イベントや神奈川県厚木市内のリハーサルスタジオにも年に2〜3回出演するなど、県外活動も積極的。メロディアスな楽曲を力強く支えるタイトなドラムスタイルで、他バンドとの共演に演奏の場を広げている樹典さん。異業種交流会有志の「ザ・ビーネッツ」バンドが主催した7月のスタジオライブコンサートでは、アルティメットバンドとして、さらにゲストドラマーとして2役をこなしている。
この場で初公開されたのが、青春のほろ苦さをにじませるアップテンポな「君だけのストーリー」(亮生さん作詞・作曲)。一度聞いただけでリフレインが耳に残る新曲だ。その亮生さんがエレキギターを手にしたのは高校卒業後で、職場の先輩から勧められて初めて旋律を紡いだのが20歳の時。以後の曲作りは「30曲程度」だが、「寝かせている」楽曲も含めると100曲近くに及ぶという。曲作りの多くが「思いついたメロディーに後からコードをつける」。別に書き留めていた詞が「このメロディーに乗せられるのでは」から楽曲の完成に近づく。
樹典さんは「いっちゃってるような、早く激しいヘビーでテクニカル」な技術を体に叩き込むことに、今も執念を燃やす。その傍らドラム講師として後身も育てている。亮生さんの曲作りは「我々より上の世代がターゲット」としつつも、「年配のバンドと若者の中間層に刺さる音楽を」と”広く浅く”も目指す。家庭内では日常的に、様々なジャンルの音楽があふれた、そんな環境を後押してきた母の恵利子さん。自身のバンド参加もその延長にある。「今が楽しい。一度しかない人生だから、それぞれが何かしらの爪痕を残せれば」との思いを込めて、常にステージにあがっている。

【写真】演奏もできるカラオケスタジオで練習中の3人
「今を楽しく 一度しかない人生 それぞれが爪痕を」
異色の親子バンド「アルティメット・ゼロ」(2026年8月2日)
異色の親子バンド「アルティメット・ゼロ」(2026年8月2日)
地元伊勢崎を中心に、バックバンドのレギュラープレイヤーとして華のある演奏スタイル、指導者としてプロレベルの育成手腕が評判の現役ドラマー、梅沢郁夫さん(71歳)。その長男でドラム担当の正田樹典さん(47歳)と次男でギター、ヴォーカル、作詞・作曲の亮生さん(42歳)が2011年に結成したのが、「アルティメット・ゼロ(ultimate zero)」の兄弟インディーズバンドだ。10年前に母の恵利子さん(69歳)がヴォーカルとして加わり、異色の母・息子3人のユニットバンドとして活動している。

父親のDNAを受け継いだ樹典さんは、幼少期からスティックを握って本や座布団を叩いていた。小学校5年で、早くもドラムセットを手にしている。1年生の時に離婚していたので「ローンが大変だった」と明るく笑い飛ばす母の恵利子さん。6年生の時に親子3人で「X JAPAN」の東京ドーム初コンサートに足を運び大ファンに。同様に「TM NETWORK」「THE ALFEE」とリスペクトの対象が増えていった。高校卒業後、気の合う仲間とバンドを組んだ樹典さんだが、最終的には亮生さんとの兄弟ユニットに落ち着いた。当然プロを目指していたが「今は多くの人に存在を知ってもらい、共感を得られるバンド」にと控え目に語る。
バンドとしては90年代のロックの響きを標榜し、県内を中心としてライブハウスや観覧イベントで演奏している。足利鹿島園温泉の「さくら祭り」イベントや神奈川県厚木市内のリハーサルスタジオにも年に2〜3回出演するなど、県外活動も積極的。メロディアスな楽曲を力強く支えるタイトなドラムスタイルで、他バンドとの共演に演奏の場を広げている樹典さん。異業種交流会有志の「ザ・ビーネッツ」バンドが主催した7月のスタジオライブコンサートでは、アルティメットバンドとして、さらにゲストドラマーとして2役をこなしている。
この場で初公開されたのが、青春のほろ苦さをにじませるアップテンポな「君だけのストーリー」(亮生さん作詞・作曲)。一度聞いただけでリフレインが耳に残る新曲だ。その亮生さんがエレキギターを手にしたのは高校卒業後で、職場の先輩から勧められて初めて旋律を紡いだのが20歳の時。以後の曲作りは「30曲程度」だが、「寝かせている」楽曲も含めると100曲近くに及ぶという。曲作りの多くが「思いついたメロディーに後からコードをつける」。別に書き留めていた詞が「このメロディーに乗せられるのでは」から楽曲の完成に近づく。
樹典さんは「いっちゃってるような、早く激しいヘビーでテクニカル」な技術を体に叩き込むことに、今も執念を燃やす。その傍らドラム講師として後身も育てている。亮生さんの曲作りは「我々より上の世代がターゲット」としつつも、「年配のバンドと若者の中間層に刺さる音楽を」と”広く浅く”も目指す。家庭内では日常的に、様々なジャンルの音楽があふれた、そんな環境を後押してきた母の恵利子さん。自身のバンド参加もその延長にある。「今が楽しい。一度しかない人生だから、それぞれが何かしらの爪痕を残せれば」との思いを込めて、常にステージにあがっている。






