1月15日のリハーサルに参加した群馬県商工会議所青年部連合会の会員
(久留米総合スポーツセンター体育館)。前列左から4人目が伊勢崎青年部の中川会長

来年2月に全国から1万人以上が集う日本商工会議所青年部の全国大会が伊勢崎で
中川会長は慣例で2027年に日本商工会議所青年部の会長に(2025年1月23日)

 商工会議所活動の一翼を担う全国各地の青年部の会員1万人以上が伊勢崎市に集う、第45回日本商工会議所青年部全国大会が一年後に迫った。群馬県商工会議所青年部連合会が主管し、主会場が伊勢崎となる。群馬県連会員約250人が、最大のアピールの場として来月開催の第44回「ほとめきFUKUOKAくるめ大会」の久留米総合スポーツセンター体育館に参集する。その経済波及効果と全国の青年経済人に向けた群馬県と伊勢崎市の情報発信に期待が高まっている。

 伊勢崎商工会議所青年部の中川誠会長(本社:伊勢崎市三室町、中一運輸倉庫専務)は、開催時の全国大会会長も務める。翌年の筆頭副会長などを経て2027年、全国416カ所、会員3万2000人で組織する、日本商工会議所青年部の会長に就任する見込み。同会長就任は慣例として単会会長、全国大会会長、日本商工会議所青年部筆頭副会長などの段階を踏んだ役職を経ることがルール化されているという。

 大会名称案は「つる舞う形のGUNMAいせさき大会」。2026年2月24日から5日間、前泊者交流会に始まり役員会・諸会議、会員総会・式典、大懇親会などを予定している。会場は前橋や太田の他、県内各所に分散する。参加は現会員に加えて、そのOB・OG、商工会議所役員・職員、県単位で連合会未組織内の青年部会員。海外商工団体会員・友好団体会員なども参加。現地参加は1万人以上を見込み、遠隔地会員などの負担を考慮してオンライン参加も募る。

 2026年2月開催が群馬県連に決まったのは2018年。県内12市の中で未組織の高崎・みどり・安中市を除く9市に青年部があるが、主会場に立候補したのは太田と伊勢崎の青年部だった。主会場に相応しい立地と都市環境、組織力をアピールして誘致を決めた。伊勢崎は会員数255人(2025年1月1日)と県内最大規模を誇る。また前橋は第1回目の全国大会開催地で、群馬県内は伊勢崎で2回目となる。

 伊勢崎開催決定後は、同青年部を中心に大会に向けた県全体の事業計画を策定。主催者との対外交渉を進めてきた。次年度開催地として最大のアピールの場が、2月12日〜16日開催の第44回「ほとめきFUKUOKAくるめ大会」。1月15日に久留米総合スポーツセンター体育館で開かれたリハーサルにも約40人が現地参加するなど、来年2月伊勢崎開催の全国大会に向けた準備は最後の大きな山場を迎えている。

久留米大会横断幕写真
  横断幕を広げて来年2月開催のいせさき大会を売り込むリハーサル(上写真の同会場)