【写真】伊勢崎市境体育館(左建物)と境武道館(右奥建物)

境体育館と境武道館を2029年度までに建て替え統合 
伊勢崎市スポーツ振興課所管個別施設計画案 

伊勢崎市は老朽化する境体育館(境609−1)を、2025年度〜2029年度の間に建て替える。隣接する境武道館を廃止・解体し、柔道場と剣道場も併設する。2016年策定の「市公共施設等総合計画」に基づき、市スポーツ振興課が所管施設個別施設計画(案)で打ち出している。1月20日までパブリックコメント(意見公募手続き)を実施中で、計画案は市ホームページから閲覧できる。

1976年建設の境体育館は、鉄筋コンクリート造平屋建てで広さは1355平方?。バスケットボール1面、バレーボール2面、バドミントン3面のアリーナと卓球室(2台)を設けている。地域住民を中心とした年間利用者は2万人。1989年建設の境武道館も鉄筋コンクリート造で1224平方?の規模。剣道場・柔道場を各2面設置しているが、これまで大規模改修が未実施だったこともあり、雨漏りなど老朽化が著しい。

計画は更新費の縮減と市民サービスの両立を目的に、施設と施設存続ための重要性や老朽化度をA〜Cに3分類。維持・統合・廃止などの優先順位を決めた。計画期間は「市公共施設等総合計画」との整合性をとり、2045年度までとした。これを3期間に区分し、短期(2020年度〜2024年度)、中期(2025年度〜2029年度)、長期(2030年度〜2045年度)で、維持施設の改修などを実施する。

計画策定はスポーツ振興課が所管する全54施設が対象。このうち管理棟など有する主要建物は22施設あり、大規模改修実施施設は市民体育館(2013年)、第二市民体育館(2011年)、あずま体育館(2013年)、陸上競技場(2018年)の4施設。供給過多や利用状況、費用対効果を勘案し、赤堀剣道場、境島村ラグビー場、赤堀西部スポーツ公園テニスコート、赤堀中央運動場テニスコート、あずまゲートボール場などは廃止する。(2020年1月7日)