店ごとにデザインを変えたお買い物ラリーの名刺サイズのノベルティカード(中央は表側)
伊勢崎市が合併20周年記念の企画として9月21日〜10月20日まで開催した、伊勢崎商業高校出身の人気漫画家、あらゐけいいちさんの「日常」とのコラボイベント。市中心街の8店が参加したお買い物ラリーでは、各店に延べ1000人前後が来店するなど、具体的な賑わいが市の集計でわかった。協力店は企画について当初は懐疑的だったものの、本町通りの人の往来に加えて売り上げ増を実感し、終了後は驚きと絶賛に変わっていた。
OCHAVA茂木園内の喫茶コーナーでは若者が寛ぎ、歩道にはリュックを背負った通行人
お買い物ラリーは税込500円以上(うち2店舗は別条件)の買い物や飲食で、あらゐさんの漫画が描かれた名刺サイズのノベルティカードのプレゼント企画。本町では赤石屋1065人、OCHAVA茂木園1315人、松露庵907人、船定屋733人。曲輪町の島田もんじやき店971人(もんじゃ180円以上)、大甘堂(焼きまんじゅう180円以上)1000人、いせさき明治館916人。大手町の親玉商店は1046人だった。ノベルティカードは店ごとにデザインが違うため、熱烈なファンは全枚数を求めて各店で買い物、飲食を楽しんだ。
伊勢崎駅前インフォメーションセンターや境赤レンガ倉庫など、市内6カ所に設けたスタンプラリーでは最初、全部で1000枚の特典を用意したが、その後不足するとみて2回に分けて計2000枚を追加発注。期間中に2774人がラリーを完遂し、A5サイズの描きおろしイラストボードを受け取った。描きおろしイラストを使用したコラボグッズが一時的に品切れ状態となったのは、販売ブースに長蛇の列ができたスマーク伊勢崎(西小保方町)。280円以上の乗り物券購入などが条件のAutoMirai華蔵寺公園遊園地では期間中、ノベルティカードプレゼントを1917人が受け取った。
複製原画(子供の右側)を展示した伊勢崎市図書館ロビーのスタンプラリーコーナー
「日常」は超現実的で不条理な日々をシュールに描いたギャグ漫画。華蔵寺公園遊園地の大観覧車ひまわり、旧JR伊勢崎駅などが描かれている。モデルとなった風景をめぐる「聖地巡礼」でファンが全国から訪れていた。既に12年前、SNSなどで知り合ったファンが市内で落ち合うオフ会も開いている。コラボ企画については高橋宜隆市議が昨年、市議会の一般質問で提案。一方、市もふるさと納税寄付者の3万枚の礼状ハガキにあらゐさんの漫画カットを添えるなどで、その人気に手応えを感じていたという。
商店街振興組合本町百店会の会長で茂木園の茂木政樹社長は「市からの案内では最初、『ファンが来たら(カードを)あげて下さい』程度のレクチャーだったのでどこか懐疑的だったが、イベントが始まるとものすごい人で本当にびっくりした。郡山や横浜など遠隔地からも集まり、しかも喜んで買い物をしていく。ファンには聖地でお金を落とすことが喜びだという事を聞いたが、その経済効果は大きい。もう大成功ですよ」と手離しで絶賛した。
商店主には懐疑的だった1か月間の長期企画 延べ平均1000人来店で大絶賛へ
伊勢崎市が人気漫画家あらゐけいいちさんの「日常」とコラボ(2024年11月8日)
伊勢崎市が人気漫画家あらゐけいいちさんの「日常」とコラボ(2024年11月8日)
伊勢崎市が合併20周年記念の企画として9月21日〜10月20日まで開催した、伊勢崎商業高校出身の人気漫画家、あらゐけいいちさんの「日常」とのコラボイベント。市中心街の8店が参加したお買い物ラリーでは、各店に延べ1000人前後が来店するなど、具体的な賑わいが市の集計でわかった。協力店は企画について当初は懐疑的だったものの、本町通りの人の往来に加えて売り上げ増を実感し、終了後は驚きと絶賛に変わっていた。
お買い物ラリーは税込500円以上(うち2店舗は別条件)の買い物や飲食で、あらゐさんの漫画が描かれた名刺サイズのノベルティカードのプレゼント企画。本町では赤石屋1065人、OCHAVA茂木園1315人、松露庵907人、船定屋733人。曲輪町の島田もんじやき店971人(もんじゃ180円以上)、大甘堂(焼きまんじゅう180円以上)1000人、いせさき明治館916人。大手町の親玉商店は1046人だった。ノベルティカードは店ごとにデザインが違うため、熱烈なファンは全枚数を求めて各店で買い物、飲食を楽しんだ。
伊勢崎駅前インフォメーションセンターや境赤レンガ倉庫など、市内6カ所に設けたスタンプラリーでは最初、全部で1000枚の特典を用意したが、その後不足するとみて2回に分けて計2000枚を追加発注。期間中に2774人がラリーを完遂し、A5サイズの描きおろしイラストボードを受け取った。描きおろしイラストを使用したコラボグッズが一時的に品切れ状態となったのは、販売ブースに長蛇の列ができたスマーク伊勢崎(西小保方町)。280円以上の乗り物券購入などが条件のAutoMirai華蔵寺公園遊園地では期間中、ノベルティカードプレゼントを1917人が受け取った。
「日常」は超現実的で不条理な日々をシュールに描いたギャグ漫画。華蔵寺公園遊園地の大観覧車ひまわり、旧JR伊勢崎駅などが描かれている。モデルとなった風景をめぐる「聖地巡礼」でファンが全国から訪れていた。既に12年前、SNSなどで知り合ったファンが市内で落ち合うオフ会も開いている。コラボ企画については高橋宜隆市議が昨年、市議会の一般質問で提案。一方、市もふるさと納税寄付者の3万枚の礼状ハガキにあらゐさんの漫画カットを添えるなどで、その人気に手応えを感じていたという。
商店街振興組合本町百店会の会長で茂木園の茂木政樹社長は「市からの案内では最初、『ファンが来たら(カードを)あげて下さい』程度のレクチャーだったのでどこか懐疑的だったが、イベントが始まるとものすごい人で本当にびっくりした。郡山や横浜など遠隔地からも集まり、しかも喜んで買い物をしていく。ファンには聖地でお金を落とすことが喜びだという事を聞いたが、その経済効果は大きい。もう大成功ですよ」と手離しで絶賛した。