観客が沸いた大技のバックドロップ。「本町七夕イベント」の街頭プロレス

「市を元気にする」イベントに官民連携支援補助1000万円
5件想定50万円補助枠が半期9件450万円(2024年10月3日)

 伊勢崎市誕生20周年の官民連携事業支援補助金予算1000万円は、9月末の上半期で最大50万円枠9件、20万・10万円枠を含めて23件、638万8千円となった。半期で約450万円に達した50万円枠には既存事業の他、7月7日開催の街頭プロレスを興行した「本町七夕イベント」、中心商店街の和菓子の魅力を味わう「本町和菓子ストリート」など、趣向新たなイベントが登場している。市は引き続き、年度内に開催する市民団体の市活性化事業支援補助申請を受け付けている。

「本町七夕イベント」はコロナ渦以降に中止となった七夕祭りに変わるイベントとして、本町商店街の有志が企画した。本町かかあ駐車場や伊勢崎神社を会場に、子供縁日やマジックショー、キッズダンスなど多彩なイベントを開いた。その目玉が大仁田厚やダンプ松本がフ登場する街頭プロレスだ。リングサイドは有料だが、観客はその周りの立ち見でも迫力に満ちた試合を楽しんだ。

 10月27日に開催する「本町和菓子ストリート」の参加は、本町通り沿いなどで営業する赤石屋、伊勢屋、親玉本店、里美製菓店、舟定屋、松露庵の6店舗。出来立てのどら焼、街歩きに最適なミニサイズ上生菓子、可愛らしいお月見うさぎのお饅頭などの特別和菓子を「和菓子巡りチケット」(各店舗1枚の6店舗分で1500円)で提供する。伊勢崎銘仙を着て街を散策し、午後5時からは伊勢崎神社を会場にパーティーナイトを楽しむなど、非日常を体験するイベント。来年3月16日に2回目の開催を予定している。

 支援補助金は対象経費の3分の2以内とし、「市を元気に」(上限枠50万円5件程度)、「地域を元気に」(20万円10件程度)、「地域文化・芸術を守る」(10万円55件程度)を見込んでいた。50万円枠の申請が多いことから、市は予算内で柔軟に対応している。20万円・10万円枠はこれまでに各7件を受理。20万円枠では10月26日、あずま北小を会場に、周辺5地区有志が花火大会、10月31日は市第2体育館でレクダンス交流会(同愛好会主催)を開催する。