【写真】マンション建設地は、白いシートで囲われた更地(中央町)

伊勢崎市中心街に14年ぶり11階建て50戸の分譲マンション
「デュオヒルズ」シリーズのフージャース社が群馬初進出(2022年8月27日)

 伊勢崎市の中心街、中央町のNTT東日本伊勢崎ビル東側の駐車場跡地で、分譲マンションの建設が始まった。11階建て50戸の規模で、12月上旬には販売を開始し、来年11月下旬の竣工を目指す。市内では2008年、平和町に11階建て総戸数40戸の「モナーク伊勢崎」が竣工。以来14年ぶりの分譲マンション建設となる。

 マンション名は「デュオヒルズ伊勢崎」で、群馬は初進出となる。敷地は約1680平方メートル、鉄筋コンクリート造11階建てで、建築延べ床面積は約4890平方メートル。住戸50戸の他、管理事務室を設ける。駐車場は平置きで50台(内5台は小)を確保する。間取りは2LDK(約68平方メートル)〜4LDK(約90平方メートル)で、販売価格、管理費などの諸費用は未定。

 事業主は東京証券取引所のプライム市場に上場している、フージャースホールディングス(東京都千代田区)のグループ会社で、分譲マンションなどを手掛けるフージャースコーポ―レーション(東京都千代田区)。「デュオシリーズ」は横浜、仙台、岩手県盛岡市、愛知県長久手市、三重県桑名市などで事業化中で、伊勢崎と同様に今秋以降に順次販売を始める。同社の他ブランドマンションも含めると既に2万9000戸の販売実績を持つという。

 マンション建設地はスーパーベイシアが徒歩1分、東武伊勢崎線「新伊勢崎駅」徒歩4分の立地。JR・東武伊勢崎駅周辺の再開発・土地区画整理事業の他、中心市街地の再活性化に向けた取り組み。加えて「郊外の商業集積の充実、大手進出の工業団地群など、バランスのとれた発展が見込める地方都市」として同社は事業化に踏み切った。(2022年8月27日)