【写真】グループホームファミリアあずまに飾られた太陽の写真

病院・施設に「癒しの太陽写真」プレゼント
携帯電話カメラが捉えた安らぎの虹色の放光


 太陽が持つエネルギーと、その鮮やかな虹色の放光が観る人の心を引きつける「太陽の癒し写真」。携帯電話のカメラで撮影し、一切の加工はせずに自らプリントまで行う、ヒーリングフォトアーティストの笛木紀予子さん(伊勢崎市在住)は、新型コロナウィルス拡大の過酷な環境下で、人々の健康を支えている病院や施設などに太陽の癒し写真をプレゼントしている。

 写真のサイズは2L版(127ミリ×178ミリ)。写真のみで、額は受け取り側に用意してもらっている。最近のプレゼント先は、グループホームファミリア(伊勢崎市連取町、柳春海代表)が4月に開設した「あずま」(伊勢崎市西小保方町、定員7人)。施設員が笛木さんの写真の件を知り、「入居者の癒しになれば」と申し込んだ。

 笛木さんは1975年生まれ。群馬県立女子大学文学部美学美術史学科を卒業後、心理カウンセラーやアートセラピストの資格を取得している。写真技術は大学と市内の写真店勤務で学んだ。色鮮やかな太陽の写真を、携帯電話のカメラで初めて撮影したのが2006年1月。以後、このカメラを使い続けている。同様の撮影写真が他にないこともあり、その後Mixi掲載で評判に。同年7月にはホームページやブログを開設し、太陽写真のネットショップ販売を始めている。

 市内外での個展や展示委託販売のほか、健康雑誌でも紹介されるなど、この分野で注目を集めるようになると、ニューヨーク、ベルリン、イスタンブールなどの海外企画展にも国内アート会社から声が掛かった。2017年にはインドのガンジー記念館から「国際平和褒章」受賞。2019年開催の「ジャパンウィークギリシャ・アテネ」では「日本ギリシャ文化交流芸術大賞」受賞している。パリのルーブル美術館の地下エリアに展示されたこともある。

 2018年から太陽の写真だけでなく、天界から光が降りてくるようなイメージに加工したフォトアートも手掛け、写真を使ったオリジナルリーディングも行っている。病院、施設などへの太陽の癒し写真提供は、「少しでも気持ちの和らぎと元気を」と2008年から提案していたもの。この間、なかなか手が回らなかったこともあり、今回あらためて呼び掛けている。


希望者はsun39.cart.fc2.com(トップ画面をスクロールした最下段に申し込み呼びかけのコメント)参照。(2020年5月28日)