本社本館北の技術本館が老朽化で解体へ
技術者はテックセンターに集約 サンデン
【写真】サンデンホールディングス本社本館と解体中の技術本館(右奥)

本社本館北の技術本館が老朽化で解体へ
技術者はテックセンターに集約 サンデン

 自動車用コンプレッサーメーカー、サンデンホールディングス(伊勢崎市寿町 西勝也社長)は、老朽化した本社北側の技術本館を解体する。関係部署は既に1年ほど前から本社本館の道路を挟んだ西側、技術開発の拠点となっているテックセンター(SGCT)と本社本館(総務系)に順次集約してきた。建物は解体するものの跡地の活用は「何も決まっていない」(広報室)として、当面は更地状態にとどめる。通称「サンデン通り」の普段見慣れた風景が、ほんの少し変わることになる。

 1972年に建てた技術本館は、鉄筋コンクリート造の4階建てで、延べ床面積は約4600平方メートル。テックセンターが稼働を始める2008年までは、同社技術陣の拠点として活用してきた。30年以上前は300人近い社員が同館内に勤務していたという。老朽化に加え、耐震補強の必要もあり、経済性を考慮して解体を決めた。解体作業は12月末までを予定している。一方、3階建ての本社本館は1980年の建設。耐震補強を施し、利用を続ける。(2020年6月17日)

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