【写真】上:伊勢崎商工会議所新年互礼会で挨拶する古賀会頭。下:伊勢崎商工会議所会館(後方は改修中の伊勢崎市文化会館)

「候補地に制約。もう少し待って」新会議所会館移転建設
伊勢崎商工会議所の新年互礼会で古賀会頭が見通し

 伊勢崎商工会議所の古賀友二会頭は1月15日開催の新年互礼会で、老朽化した会議所会館移転建て替え候補地の見通しについて語った。当初は昨年中にも公表予定だったが「候補地にさまざまな制約があることがわかり、もう少し待って欲しい。出来るだけ早く決めたい」と理解を求めた。

 伊勢崎市昭和町の現会議所会館(敷地1万5876平方メートル、鉄筋コンクリート造3階建て延べ1842平方メートル)は1970年の建設。老朽化で移転新築などを検討する特別委員会を設置し、建設候補地などを検討していた。

 移転案は09年頃、本町の西友伊勢崎店閉店が浮上したことから、同建物取得後の改装案などを検討した経緯がある。建物解体後の新築案も含めて、特別委員会でさまざまな角度から協議を重ねている。中心市街地の空洞化回避の意義もあり、一時は移転の方向に傾いたが、最終的には決断に至らなかった。

 古賀会頭は新年会の挨拶で、新会議所会館の他、日本商工会議所の全国展開プロジェクトに採択された外国人との多文化共生推進事業や進出企業との交流促進を掲げた。(2019年1月19日)