【写真】働き方改革支援策のポイントを解説する井野衆院議員

安倍首相投票など自民党総裁選を振り返る
「働き方改革支援策」講演会で井野衆院議員

 群馬2区選出の井野俊郎衆院議員は9月25日、経済団体主催の「働き方改革に対する支援策」の講演会で、安倍普三首相と石破茂元幹事長の一騎打ちとなった、9月20日投開票の自民党総裁選について、両陣営からの激しい引き合いに「大変だったが、よい勉強になった」と振り返った。

 総裁選では事実上の自主投票となった竹下派に所属する中で、安倍首相に投票。同じ竹下派の小渕優子衆院議員は、石破氏支持に回った。

 群馬県連所属国会議員10人のうち、8人が安倍首相に投票。一方、党員・党友による地方票は、石破氏が安倍首相を上回った。

 「現職批判もよく聞いたが、一方の石破さんは、どのような国にしたいのか、ビジョンが見えなかった」と選挙戦を総括。お世話になった先輩議員からの働きかけには、誠意をもって応えたいという思いも吐露。次回は「フリーハンドで自分の思う人に」と決意を新たにしていた。

 講演の最後に「永田町人物図鑑」として、自身の政治活動を通して感じた、安倍首相や石破氏の他、自民党内や野党の要職にある国会議員数人を寸評。「政治の世界は政策よりも好きか嫌いかが、折り合えるか否かの基準」と、政界の人間模様を読み解いた。

 講演は群馬中小企業家同友会伊勢崎支部が、9月例会として主催。厚生労働委員として法案成立に係った強みを活かし、来年4月施行の「働き方改革関連法案」のさまざまな支援策を1時間以上にわたり解説した。(2018年9月26日)