(伊勢崎市民プラザで12月10日に開かれた終活セミナー「介護保険の準備講座」)

「元気なうちこそ介護の準備を」ケアマネージャー細井講師
終活セミナー「介護保険の準備講座」開催/18年12月10日


 伊勢崎市民プラザで12月10日、「介護保険の準備講座」をテーマに終活セミナーが開かれた。ケアマネージャーの細井靖子さんが、ヘルパー職時代の現場の実例を交え、わかりやすく公的介護保険について解説した。

 セミナーでは保険給付の対象となるさまざまなサービスを紹介。掃除や洗濯などの生活援助、入浴・更衣・トイレ介助などの身体介護を挙げ、家族など利用者以外は対象にならないことを指摘した。

 ヘルパー職としての勤務経験のある細井さんが、当時はサービスできなかったという爪切り、体温・血圧測定、耳垢除去。現在は原則として医療行為でないものは、身体介護として利用できることにもふれた。

 介護が必要になった場合、それが何年続くかわからない。その際は自宅か施設、あるいはグループホームなどの選択枝があるが、「どのように暮らしたいか」を元気なうちに考え、費用のメドや介護情報を収集するなどの準備の必要性を強調した。

 細井さんはケアプランねこのて管理者で、「介護離職しない訪問サービス活用術」、「失敗しない施設選び」、「選んでほしいデイサービス」などを《教えるケアマネシリーズ》として、アマゾンから電子書籍出版している。

 終活セミナーを主催したのは、全国シニアライフサポート協会の群馬県伊勢崎市支部の葬儀社(伊勢崎市寿町)。同社は同セミナーを毎月定期開催しており、次回も伊勢崎市民プラザで2019年1月26日、「お布施と戒名」をテーマに開催する。参加は無料。問い合わせは同社(電話0270-40-6863)へ。




(写真:グンビルが開発した、床ワックス剥離廃液などの廃棄物処理システム/伊勢崎市粕川町の廃液処理工場)

有害な洗浄剥離廃液を開発処理システムでリサイクル
グンビルがシステムの特約店募り、全国普及へ/18年9月29日

業界関係者と関係任意団体を先行設立

 床ワックスの洗浄剥離作業で発生する廃液。環境省が今年から、産業廃棄物として適正処理するよう基準を厳格化したが、不適正処理事例がこれまで少なくなかった。施設清掃、空調・厨房設備洗浄を手掛けるグンビル(伊勢崎市ひろせ町 高野こずえ社長)は、開発した処理システムで、同廃液をリサイクルする環境保全に取り組んでいる。

 同社は2009年、業界関係者と「剥離廃液を適正に処理する会」(高野健代表=グンビル会長)を先行設立。今後は同会をベースにシステム設備設置の特約店を募り、全国で同業者が適正処理できるようシステムの普及を目指す。

 装置は廃液内のポリマー除去、残渣取り出し、基準値まで浄化の3段階で処理する。河川放流基準値内の水と発電用ペレット原料となるポリマーなどに処理。一連のシステムで6特許を取得している。

 処理システムを設けた工場、ライブステーション(伊勢崎市粕川町)で、日量1・5トンの処理が可能。廃液を処理する産業廃棄物処分業許可を取得し、自社作業の廃液だけでなく、同業者からの廃液処理も受託している。

 今までの廃液処理は焼却がほとんどだった。焼却に比べて処理システム利用では、CO2削減効果は60パーセントという。

 廃液処理システムは、廃液の有害性が高まる中で、開発に乗り出した。省スペース化、処理時間短縮、コスト抑制などの改良で普及にメドをつけた。エアコン・カーペット洗浄廃液処理も可能。

 環境省は2月、グリーン購入法に基づく「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」見直し案の意見広告で、対応方針を公表。それによると「剥離後の原液は産業廃棄物として処理されることが望ましく、その場合はマニュフェスト管理(産業廃棄物の運搬・処分状態を明らかにする仕組み)を実施」と明記している。

 問題意識を共有する、ビルメンテナンス関係5社で設立した「剥離廃液を〜会」はこれまで、行政機関の指導を仰ぎ、適正処理のあり方を検討してきた。この間、群馬県内を中心に全国から会員が集まり20社に拡大。「建築物の清掃から排出される廃棄物の適正処理手引書」などをまとめている。
(写真:働き方改革支援策のポイントを解説する井野衆院議員)

安倍首相投票など自民党総裁選を振り返る
「働き方改革支援策」講演会で井野衆院議員/18年9月26日

 群馬2区選出の井野俊郎衆院議員は9月25日、経済団体主催の「働き方改革に対する支援策」の講演会で、安倍普三首相と石破茂元幹事長の一騎打ちとなった、9月20日投開票の自民党総裁選について、両陣営からの激しい引き合いに「大変だったが、よい勉強になった」と振り返った。

 総裁選では事実上の自主投票となった竹下派に所属する中で、安倍首相に投票。同じ竹下派の小渕優子衆院議員は、石破氏支持に回った。

 群馬県連所属国会議員10人のうち、8人が安倍首相に投票。一方、党員・党友による地方票は、石破氏が安倍首相を上回った。

 「現職批判もよく聞いたが、一方の石破さんは、どのような国にしたいのか、ビジョンが見えなかった」と選挙戦を総括。お世話になった先輩議員からの働きかけには、誠意をもって応えたいという思いも吐露。次回は「フリーハンドで自分の思う人に」と決意を新たにしていた。

 講演の最後に「永田町人物図鑑」として、自身の政治活動を通して感じた、安倍首相や石破氏の他、自民党内や野党の要職にある国会議員数人を寸評。「政治の世界は政策よりも好きか嫌いかが、折り合えるか否かの基準」と、政界の人間模様を読み解いた。

 講演は群馬中小企業家同友会伊勢崎支部が、9月例会として主催。厚生労働委員として法案成立に係った強みを活かし、来年4月施行の「働き方改革関連法案」のさまざまな支援策を1時間以上にわたり解説した。
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